沖縄の精神文化の原点を求めて

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門中の役割

男系血縁のあつまり

そして家族には共通の親を中心として、先に生まれた順にしたがって、長男・二男・三男という序列があるように、門中でも先に生まれた順にしたがって、一世・二世・三世という序列があります。ですから門中というのは別な言い方をすれば一世・二世・三世というように、門中の元祖を中心として「世代」を共有する制度とみることもできます。

また元祖から数えて自分の代まで何世代経ているのか、門中を通さずして知りうることはできません。門中を正しく知るという事は、自分がどこから生まれてきて、何処にいこうとしているのか、自分自身を正しく知る事にもつながります。

門中の概略図

このことは本土には門中の組織がなく、門中の伝統行事をもたない本土の系図と内容が大きく異なっている要因の一つです。本土で作成される系図は横系図で、初代、二代、三代、四代、…と記入されておりますが、沖縄で作成される系図は全て一世、二世、三世、四世、…と記入されております。系図を作成する目的も、自分が元祖から数えて何世になっているのか、探りあてることにあるように思われます。何故なら沖縄では、三世を継ぐのは四世、四世を継ぐのは五世と決まりがあり、どこの門中でもその決まりは忠実に守っております。

とりわけ門中で行われる様々な行事は、このような系譜を認識し、一門の親交を深めるために必要不可欠なものとして大切にされています。

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