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名乗頭/なのりがしら

まず自分が平民出か士族出かを調べるには、自分の家族、親戚の名前の最初の一字をみます。士族の場合一門の名前はすべて共通の漢字が使われています。共通に使われている文字のある名前であれば、士族出の可能性があります。

具志堅用高の場合

具志堅用高

元祖は那覇士族で系統は允氏・名乗頭は「用」

例えば、元プロボクシング世界チャンピオン「具志堅用高」の名前をみてみましょう。「用高」の『用』の一字です。用高さんは自分の名前は女の名前みたいで(おそらくヨーコーで洋子・陽子と重なる?)で嫌いだっとあるインタビューで答えていたのを聞いたことがありますが、用高さんの家族は用高さんだけでなく、すべて「用」の一字が使われています。お父さんが用啓、お兄さんは用詳さんと家族は皆さん「用」の一字を使っております。

このように名前の最初の一字に共通の文字が使われている人は、士族出の可能性があります。ちなみに具志堅用高さんのところの門中は允氏・いんうじという那覇士族の一門で、本家は現在沖縄市の方にあるようです。元祖の名前も具志堅親雲上用易で、やはり「用」の字が使われ、子孫の名前には「用」の字からから始まります。允氏・いんうじ一門の子孫は本部町にも沢山おられますが、一門の人達の名前はすべて「用」から始まります。電話帳で具志堅を調べ、「用」から始まる人を見つけると允氏一門であることが推測できます。「用一」「用助」「用太」「用敬」等々です。但し、允氏の場合、具志堅の姓で名前に「用」の一字が使われている方のみです。


毛元祖護佐丸

108もの姓を持つ毛氏

毛氏〈護佐丸系統〉の場合は108もの姓があり、姓は違っていても一門の人達は名前の最初の一字に「盛」が使われております。本家は永山家、分家には「豊見城」「阿波根」「読谷山」「勝連」「伊野波」など108もの姓があります。姓は違っても一門は、名前の最初の一字には「盛」が付けられています。

私の場合その人の名前を聞いただけで、「あっ!この人は『朝』の字がついているから、琉球王朝の何代目の国王の二男系統の○○御殿の一族だな、本家はどこにあるな」と、すぐ分かります。最初の方は「名前を聞いただけで、何故そこまで分かる?」と不思議がりますが、何も不思議なことはありません。士族門中は一族ごとに名乗頭(なのりがしら)は決まっており、名前だけで本家は何処で、元祖の名前が何、分家にはどこにあるのか、簡単に分かるしくみになっているからです。

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