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門中のしくみ

男系血縁のあつまり

まずは門中の概略図をご覧下さい。これは門中の大体の全体図を簡単にまとめたものです。親族と門中との違いは、親族は自分を中心に考えるのに対し、門中は元祖を中心に考えることに大きな違いがあります。

門中の概略図

これはある門中を十世まで(その子を含めると十一世)続いたとして、本家を中心に分家が10通りあると仮定した概略図です。実際の系図を作成してみても、子孫の末広がりは一世代で一所帯の割合で、五世代だと五世帯に広がります。例えばハワイ移民の系図もみても、現在は四世、五世まできていますが、一世の子孫は五世代で、だいたい五世帯ぐらいまで広がっています。

このことから推察すると、十世まで続いた門中では10系統の分家があることが分かり、実際の所帯の広がりは、単純に計算すると10+9+8+7+6+5+4+3+2+1=55所帯になります。1800年代始めの元祖を持つ門中を調査した時、現在では48所帯あり、その所帯をすべて頁毎に分けて家族構成が一目に分かるように作成したことがあります。

ここで注目して頂きたいのは、分家2の場合です。分家2の初代は10世で、本家九世の二男・三男になります。普通は分家2の初代だから次の代からは二代、三代、四代と考えがちですが、門中ではけしてそうは捉えません。分家2においては初代であっても、門中では初代でなく十世でり、次の代は門中では十一世、十二世、十三世となります。ですから単に十世と言っても、どこの十世か?本家の十世か?分家2か、分家3か、分家4かということになります。

門中系図ではその系統の歩みがハッキリ分かるように記入するところに特長があります。弊社では沖縄の伝統を固く守りながら、現代社会でも活用できるよう改良をくわえて作成しております。