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氏名/うじめい

氏名と書いてうじめいと読みます。士族間で門中の事を話すと「貴方は何氏の方ですか?」と聞かれます。この○氏というのは、中国風の「姓」のことです。沖縄の士族は全員が、日本の名乗り(姓名)以外に必ず中国風の姓名(唐名)を持っておりました。これは、ずっと昔の事ではなく、沖縄では明治12年、廃藩置県で琉球王国がなくなるまで、士族の方々は中国風の姓名をもっています。

沖縄の名門門柱

中世の琉球で大政治改革を行った沖縄の偉人として讃えられる羽地朝秀は、唐名を向象賢といいます。この向象賢は「向」が中国風の姓で「象賢」がこの人の中国風の名前です。中国の姓は普通一字です。例えば現代共産中国を建国した「毛沢東」は「毛」が姓で「沢東」がその人の名前になっています。

沖縄では明治の12年まで全ての士族は中国風の姓名をもっており、この中国風の「姓」の事を氏名・うじめいと云っております。琉球王朝の本家は尚氏で、分家は向氏となっています。ですから琉球王朝の本家の方々は尚の「姓」から始まる中国風の姓と名前を持っています。一方分家の方は「向」の中国風「姓」と名前を持ち、向象賢というと「向」の姓があるから琉球王朝の分家筋だとすぐに判断がつく訳です。ちなみに琉球王朝の直系・傍系も名乗頭は「朝」がついており、名前に「朝」が付いている人は琉球王朝の系統だとすぐに見分けがつきます。

沖縄では四大名門門中というのがあり、「向氏」「翁氏」「毛氏」「馬氏」の四姓で、琉球王府の主要ポストはすべてこの一門で独占されておりました。四姓ともすべて首里士族出身です。氏名・うじめいを知ればその一門がどのような系統の一門で、元祖が誰で分家はどういう方々かすぐに分かります。

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